ツイッターとマストドン体験記

**この記事はFedibird Advent Calendar 2019の14日目です**

                                                                                                                                            

 

この記事は、TwitterMastodonを並行して利用していて感じている点を語ろうと思います。あくまでも個人の感想です。

                                       


Twitter遍歴
・2011年あたりから開始
・元々は当時GREEやモバゲー等以外のSNSを探していて、当時は周囲で誰もやっていなかったTwitterに行き着く。
・リアル知人との交流は特に求めていなかったので、ニコニコ動画関連や趣味界隈での情報交換がメイン
Mastodonに出会ってからは利用しなくなった時期もあったが、現在は趣味垢として利用中

 

 

Mastodon遍歴
pawooが話題になっていた頃に存在を知り、mstdn.jpに登録。その後Twitter復帰やmental.social登録など紆余曲折を経て、LTLがないという点に魅力を感じたのでfedibird
・mstdn.jp→knzk.me(ごく一時期)→mental.social→fedibird.com(現在)

 

 

Twitterの使い方
今のツイッターにおける私の使い方としては、「特定の話題についての情報検索ツール」が多いかと思われます。勿論Webで検索もするのですが、Twitterではリアルタイムでユーザーが発信しているツイートを引っ張り上げられるので、個人個人の十人十色な意見を閲覧出来るのは大きなメリットです。

 

例えば、ゲームの攻略では攻略サイトを見たりもしますが、ゲーム名のハッシュタグでツイート検索をすると、ユーザーの率直な感想やプレイ状況が分かるので、行き詰まった時のヒントになりやすいのです。あとはストーリーに対する反応も気になるので、プラスマイナス関係なく見てみたいのもありますね。極端にネガティブな発言は場合によってミュートをかければいい。


それ以外では、トレンドやtogetter、TLから情報を得たいがために、遡ってツイートを見ていくこともあります。自分と関わりのない情報でも、それをきっかけとして興味に繋がったり、ライフハックを得たりと非常に有用です。つまり、自分の視点からは得られなかったものを、積極的に取得できるわけです。

 

Twitterのデメリットとしては、個人的には「ネガティブな情報や反応を『見たくないのに目に入ってしまう』」ところにあるでしょうか。

 

特に、敵愾心剥き出しになって反応し、リプライ合戦やSS晒しが横行している今のツイッターは、何だかぎすぎすしていて時折居心地が悪くなることがあります。勿論、全ての人がそうではないのは承知しているのですが、数年前と比べて明らかに多くなっているので、やむを得ずブロックとミュートを使う機会も増えてきました。ただ、如何せん私はチキンなもので、「ブロックしたら向こうに知られるしミュートで対処しないと」とビビっています。皆さんはこの辺どう思われるんでしょうか……。


結局のところ、ツイッターは情報を得るのにはかなり有用だとは感じていますが、ソースが不明瞭なところもあり、参考程度にしか見るものではないのかもしれません。以前よりも、確実に情報の質は落ちている気はしています。

 

 


Mastodonとの関わり
ちょうどMastodonでの凍結問題が話題になり、pawooの言及が増えてきた頃にmstdn.jpに登録をした記憶があります。

 

当時、Twitterのフォロワーのうち、NFSWにあたるイラストを描いている方々がpawooに言及していた程度の知識しかありませんでした。おそらく、それ関連でたまたま「日本三大インスタンス」の話を見つけて、「特に所属したいクラスタインスタンスも見つからないし、テーマが決まっていなくても気軽に発信できるようなインスタンスがいい」と考えていた自分は、mstdn.jpを登録したのでありました。

 

登録した直後、恐ろしい勢いで流れてゆくトゥートを閲覧した私は「ここの人達、混沌とし過ぎなのでは?」とおっかなびっくりでいたものですが、意外とJP鯖独特の文化は好きだったのか、すんなり慣れることが出来ました。Mastdonのいいところは、インスタンスごとに存在する「ローカルタイムライン」と呼ばれる、いわば「コミュニティの共通掲示板」ともいえる場所が常に更新され続け、いたるところでさまざまな話題がひしめき合っているところでしょう。Twitterではなく、敢えてMastodonを選んでいるせいなのか(失礼)、ニッチなニーズやコアなユーザーが多い。自分自身あんまりメジャーなジャンルの趣味や嗜好を持っていなかったのもあり、エアリプを送ったり、ホームTLでとことんコミュニケーションを取るのは楽しかったです。そのノリはfedibirdにおいても引き継がれていると思います。

 


その後、Twitterに帰還したことでJP鯖に戻ってくることはなくなってしまい、その一方で心身的問題を解決するため、mental.socialにメインインスタンスを変更しました。mental.socialはメンタルヘルスをテーマとしており、心身的な疾患を抱えていたり、マイノリティに分類される人々が「心の避難所」として利用しています。なお、攻撃的な発言をLTLに繰り返したり、何を血迷ったか出会いを求めて登録する輩は大抵サイレンスを食らうのでわりと平和です。ダイジョウブ、コワクナイヨー。

 


登録当時は心身的共に疲弊してどん底でしたし、それをツイッター等で発信するのも憚られたので、気兼ねなくメンタルについてディスカッション出来たのはとても助かりました。マストドンの機能として、センシティブな内容は公開範囲を絞って、LTL上に投稿しないように出来るのも大きかったです。ただ、登録ユーザーが多くない小規模インスタンスであるが故に、LTLの速度は非常に緩やかであるので、リアルタイムな話題をするにはあまり向いていなかったように思います。

 

それは決して悪いことではありませんが、回復傾向にありつつあった自分は「もう少しTL上で他のユーザーの反応を楽しめるところが欲しい」という欲求を抑えられませんでした。ですので、mental.socialはマイノリティにとっては避難所として有用ではありますが、逆に言えば「他の人のネガティブなトゥートに当てられて、こちらもメンタルが削れる」こともある諸刃の剣。その一方で、皆さんフレンドリーで排他的ではなく、相談に乗ってもらいやすい雰囲気がありました。

 

 

fedibirdをどう使っているのか

ツイッターに復帰したのでJP鯖のアカウントは放置し、しばらくしてリアルの諸事情で心身を壊し、mental.socialを利用したり何なりと色々ありましたが、「JP鯖に代わる何かいいインスタンスはないか?」と連合TLを覗いていたところ、fedibirdに行き当たりました。JP鯖時代の見知ったユーザーも何人か移住していたようなので、これ幸いとのこのこやってきたわけです。目論見は間違っていなかったようです。

 

fedibirdを選んだ最大の理由は「LTLが存在しない」点。マストドンのメイン機能はLTLと言っても過言ではないとは思うのですが、やはり他インスタンスのユーザーと交流したいとなると、ホームTLや連合TLが必要不可欠。一方で折角の購読機能を全く使っていないのはどうかと思うので、今後検討です。